扶養控除、迷走中?

 存続すると言われていた特定扶養控除(お金のかかる年頃のお子さんを養う方には、より多額の控除を認める制度。詳しくはこちらをご覧下さい)ですが、高校生のお子さんを養う方については、その適用がなくなりそうな雲行きになってきました(ニュースはこちら)。
 
 「高校の学費はタダになるから、高校生の親はその分税金を負担して下さいね」ということのようですが、この改正の是非についてはちょっと横に置いておくとして、所得税法の複雑怪奇化に拍車がかかってきそうな勢いですが、大丈夫でしょうか?


 以前、鳩山首相は「税法は改正に次ぐ改正で分かりづらい!だから国民は税制に不信感や不公平感を持っているのでは?」と言われていました。
 これについて私も同感で、もっとすっきりした法律になれば、確定申告を自分でされる方などが増え、税金がもっと身近になるのではないかと思います。

 一朝一夕で変えられるものではありませんが、長い時間をかけてでも、考えていただきたい問題のひとつだと思います。