「ふるさと納税」の結果は?

 話題になった「ふるさと納税」の2008年度の結果は、約73億円とのことです(ニュースはこちら)。
 
 当初石原都知事が反対意見を述べられたり、爆笑問題のお二人と太田夫人が大阪府に1,000万円の寄付をされたり、いろいろ話題になりましたね。
 
 総務省は、この73億円という金額について「決して多くはないが」とコメントしていますが、どのような皮算用をしていたのか気になりますし、実際に寄付をされた方に対し、やや配慮に欠ける表現のような気がします。

 「任意の地方自治体に寄付することで、一定の住民税の税額が控除される」という制度が、「ふるさと納税」という名称なのは疑問を感じます。端的な言葉で表現する必要があるとは言え、誤解のもとになると思います。
 実際、爆笑問題のお二人は大阪府のご出身ではありません。

 この制度については、いろいろな立場から未だ賛否両論がありますが、被災地への義捐金として利用される方もおられ、自らの意思でお目当ての自治体に納税できる機会が与えられるのは、納税者としては嬉しいことだと思います。