「超税金対策殺人事件」

 ある小説家がウィンタースポーツにはまり、つぎ込んだお金を経費にするために、これを題材にエッセイを書くことにしようとしたら周囲の人から「せこい」と非難された、と書いていました。

 実際に経費にしたかどうかは明らかにされていないのですが、「せこい」と言われつつも強行したとしたら(経費として計上することの是非は置いておくとして。)、なかなかの強心臓だな〜と思い、笑ってしまいました。

 「小説家の経費」と言われて思い出すのは、東野圭吾さんの「超税金対策殺人事件」。ものすごい内容なので、実務的には全く役に立ちません(参考にされたら一大事です!)。
 東野圭吾さんは「白夜行」や「容疑者Xの献身」などが有名ですが、本作のようなブラックな作品も、とても面白いです。


超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)

 本作は、この短編集に収録されています。