所得制限ばかり

 昨年の今頃は、配偶者控除がなくなるとかなくならないとか報道されていましたが、今年は、所得制限を設けるとか設けないとかという話しが出始めました。

 子ども手当についても、所得制限の話しは出ては消え出ては消えしている状況ですし、税金に限っても、ある一定額以上の給与を受けている人については、「サラリーマンの必要経費」と言われる給与所得控除額が減額される見通しです。

 鳩山前首相は、「もっと税制を分かりやすく!シンプルに!」と提唱されていましたが、逆行している印象です。
 「日本人は、自分で確定申告をせず、『源泉徴収+年末調整』で終わる人が多いから、税金の使途について無関心」とよく言われますが、これだけ複雑になると、わざと無関心になるように仕向けているのでは?と勘繰りたくもなります。