都税収入の減少

 2009年度の東京都の税収が、大幅に減少しているとのことです(ニュースはこちら)。景気の状況や国の税収実績から考えると推測できた結果ではありますが、やはり残念な印象です。

 ふるさと納税制度を利用し、口蹄疫被害に対し、かなりの方が宮崎県に寄附をされています。他県でも、自然災害のときにかなりの寄附が集まったと聞いています。
 このような突発的な被害が発生したときは、使い勝手の良さを評価されるこの制度ですが、大都会に居住する方にとっては、ちょっと頭の痛い制度でもあるようです。

 ふと「東京の方で、ふるさと納税をする人は多いのかな?」と疑問に思い、個人の方のブログを調べてみると、地方ご出身の方など利用される方も多い反面、行政サービスの質の低下を危惧する声など、心配しておられる方も結構いらっしゃる様子でした。
 「もし東京に住んでいたら」と考えると、心配されるお気持ちは十分理解できます。

 今のところ、この制度による大きな影響は見られないようですが、今後、税収のバランスが大きく偏るようであれば、見直される可能性も高いのかな、と感じました。