タックスフリーウィーク

 学生時代に、「米国では、州によっては商品に表示されている金額に税金が上乗せされるので、買い物の際は要注意!」と聞き、「その都度自分で暗算しながら買い物するのか!」と驚いた覚えがあります。
 その後、日本でも消費税が導入され、それが普通になってしまいました(今は税込金額の総額表示が義務づけられているため、暗算の必要はありませんが)。

 米国では、低所得者支援などの意味合いもあり、一定額以下の日用品などについては、米国版消費税が上乗せされない期間、「タックスフリーウィーク(エンド)」なるものがあるそうです(州によって対象商品、実施される日程は異なります)。
 この期間は、お店としてもかきいれどきとなるようで、経済効果もなかなかのもののようです。

 消費者の立場からすれば「いいな〜」と感じる制度ですが、税理士事務所の職員としては、「もし日本でもこの制度があったら、お店側が、納付する消費税を計算するとき混乱しないかな?」などといらぬ心配をしてしまいました。