決算書はおかしくないか?
先日、税理士会主催の研修会に参加させていただきました。
「ここがおかしい?税理士事務所の決算書ー(主として)職員編ー」という題目で、講師は、高千穂大学商学部准教授の西山徹二先生。
大学の先生のお話しを伺うのは久しぶりなので、楽しみにしていました。「職員編」と銘うたれてますが、所長と参加しました。
中小企業の決算書は、「中小企業の会計に関する指針」を基に作成することになっているのですが、税理士事務所で作成される決算書は、税務に重きを置く余り、ややその部分が軽視される傾向にあり、その問題点を精査することが研修の主目的でした。
当事務所ではこの「問題」部分をクリアしていることを確認しつつ拝聴しましたが、自分が税法へ、より偏向していることについては認めざるを得ません。
刺激的な題目のため、西山先生は「けんかを売りに来たわけではないですよ!」とおっしゃっていましたが、ときには「おかしくないかな?」と自問自答をしつつ仕事をしないといけないので、自戒の意味も込めて、いい題目だと思いました。