環境税と円高

 松本龍環境相が、経団連環境税導入に対する理解を求めたものの、「経済産業界の活力を損なう」と猛反発を受けたそうです(ニュースはこちら)。
 環境税がどのような形で実施されるかにもよりますが、少なからず中小企業にも影響を与えるであろうことを考えると、税理士事務所に勤める身としては、無視できない問題ではあります。

 一方、「近頃の経団連は、政府に対するおねだりが過ぎる」との意見もあります。
 法人税率の引き下げや円高への介入要望など、政府からの保護を求めてばかりの弱腰の姿勢に、「中小企業ならいざしらず、大企業で構成する経団連がこれでは誇りがなさ過ぎる」と糾弾するコラムを目にしました。
 複雑な問題なので、経団連の姿勢を全否定することはできませんが、この批判は一理あると思います。